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第15回 19年9月 [中巻]

「第15回 19年9月」 掲載 ’07年(H19年)9月18日号 (発売日 同年 9月4日ころ)

書斎が寝室

 冒頭、寝床でそれぞれの調べものをする夫婦。 寝室が6畳から書斎に移っている。 径子たちが(里帰り期間中から)客間を使っているのだろう。 また、襖一つ隔てただけの隣の居間にはお父さんたちがいる。

あのノート

 さりげなく残されるノート。 いや、布団を上げてる時に気付くでしょ! 布団を上げた後に周作がわざと置いたのかな? ノートの切欠きが強調される。 知多さんからの電話の呼び出し。 昔は電話は借りるものだった。 うちに電話が来たのも40年代の終わりだったな。

初デートは雑炊食堂?

 初デートに浮かれるすず。 世が世ならカフェーであいすくりいむを食べさせてもらったんでしょうが。 この時代、”ぜいたくは敵だ!”なんだけど、戦意高揚のための映画館は隆盛。 食堂は食券制で、そんなに自由食べられたわけじゃない。 粗末な雑炊を出す、”雑炊食堂”だけが唯一、自由に食事できる場所...なんだけど、久々の陸を楽しむ水兵さんに譲って映画も食事もなし。

小春橋から

 堺川にかかる小春橋の上で語り合う二人。 旧知の水原に会ったら夢が覚めるのではないかと危惧するすず。 また夢オチネタ? 怖い怖い。 ここでいう”お友達”とは隣組じゃなくてリンのこと。 作者自身が、”リンはすずが呉でつくった初めての友達”と言われている。

選ばなかった道は

 ”過ぎた事 選ばんかった道 みな 覚めた夢と変わりゃせんな”という周作のセリフには二つの意味があると思う。 一つは、選ばなかったリンとのことは、周作的には既に終わったこと、ということ。 これは、実に男子的な考えだ。 でも、女子はそうはいかない。

 もう一つは、選んだ道は現実として消せない、という意味。 それがどんなに愚かな決断で、どんな悲しい結末を迎えようとも、責任を持って受け入れなければいけない。 これは、この作品の大きなメッセージのような気がする。  

男女の差 

 食が進まないことから自身の妊娠の可能性に気付く すず。 そして、一拍遅れて気付く周作。 ここにも男女の感じ方の差が揶揄されている。 この作品を読み解く上でこの男女間の感じ方の差は、結構 大きな大きな障害になっていく。  


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